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2007年03月02日
広告論 [ 日記の類 ]
針生です。眠れません。
バイト辞めました。三年半がんばりました。
広告論。
昔はそんなジャンルの仕事もやってました、針生です。
いや、ね。
最近、「最近TImediaのRSSがウザい(^^;」というセルダンさんのブログのエントリを拝見して思った次第です。
広告というのは、それ自体が在る意味コンテンツで無ければ意味がない。
そして、広告が広告であると、しっかり認識させなくては広告失格である。
コレが持論なんですが。
例えばですね。よくあるアフィリまくりのサイトとか。
一体どれがコンテンツでどれが広告で、どこから先が広告なのか不明。
もっと悪い例を言うと、アダルトサイトでEnterがみっつもよっつも在る奴。
アレは、広告として存在意義を為し得てないと思うのです。
そんな広告、たとえ一瞬クリックしてもらっても、中身を見て貰えなければ結局の所Webのトラフィックの無駄遣いでしか無いわけで。
その本体のコンテンツを為し得るために、仕方なしに、まぁお金儲けかも知れませんが、広告を貼る場合は、その広告をクリックする事が合意の上でなされなければならないと思うのです。
で、向こうさんの収益に繋がって、やっと、広告価値が生まれてくる。
こっちにも、大きなスポンサーがつく、と。
まぁ、針生はスポンサーに迎合するのが苦手なので敢えて張りませんがね。
仕事では、張っても居ましたし、張って貰っても居ました。
広告のコンテンツもそれはそれで、一つの完結したモノに成ってないと面白くない。
例えばアプリなら、体験版が出来る、とか。
PRページだけならいざしらず、いきなり中に入会させられる、とか言語道断です。
TVのCM見て下さい。
あれだけでも面白いですよ。
針生はあまりテレビ見ませんが、ロート製薬のCMやらは昔から覚えてます。
ロート製薬が何作ってるか知らない頃からロート製薬のCMだけは知ってました。
それぐらいのインパクト、知名度の稼ぎ方。
今はTEIJINとかROAMが面白いですね。
あと今さらながらカップヌードルのCMの、FREEDOMとか。
しかしまぁ、世の中広告だらけにもなってきました。
公共放送であるNHKですら、物販のコーナーがある。
コレは、筒井康隆先生の書かれた、「にぎやかな未来」という本が、本当に実現してしまうのかな、と。
そう危惧してしまうのは針生だけでしょうか。
文庫、にぎやかな未来。
針生のも平成二年版の第五四版ですからね。
というか、発刊日が昭和四十七年というのが驚きで。
このころから筒井先生は未来を見ていたんだな、というのが正直、尊敬です。
同書に掲載されている、「踊る星」というのも面白い作品なんで、本当は何とか手に入れて読んで下さい。
針生が毎回主張する、我々はマスコミに踊らされている、という事を本当に巧く書いた短編です。
文庫のタイトルは「にぎやかな未来」、角川です。
どうしても「にぎやかな未来」が手に入らない人も居るでしょうから「にぎやかな未来」を軽く引用。
世の中がこんなに文明化してくると、人間のする事が何もなくなってしまう。全部機械がやってくれるのだ
から始まり、
金が無くても、人並みの生活は出来る(中略)無職独身用という部屋である。政府の作った巨大なビルの一室で、家賃は払わなくていい
中略
壁にはステレオプレイヤーまではめこまれている
中略
FMのステレオ放送にスイッチを入れた。ところが、ゆっくり音楽を楽しむ事は出来なかった。音楽が三十秒ばかり続いたかと思うと、次の三十秒はコマーシャルが入るのである。ブツ切れだ。公共放送にまでコマーシャルが入っていた。
職のない人間が増加して、税金が取れず、政府も金がなくて弱り、ついに公共放送にスポンサーを付ける事にしたのだ。しかし音楽がこんなにとぎれとぎれでは、聞いていてもいらいらするばかりだ
主人公、ステレオを切り、待ちへ繰り出す。
その間、試供品のレコードを貰ったり色々していると、市民の宣伝カーがアナウンスしながらやってくる……
「市民の皆さん、このたびは公共放送のCM料金を値上げすることにいたしました。それに伴い、みなさんのお家のステレオは、一日中つけっぱなしにしておいていただくことになりました。CMがうるさいからといって放送の途中でラジオのスイッチを切ると罰せられます。なお、ステレオでレコードをお聴きになる場合はラジオの方を消されても構いません」
(要約) 主人公、「これはえらいことになってきたぞ」と危惧。
(要約) 今は最早町中はコマーシャルだらけで、静かな場所と言えば自室ぐらい。しかしこれからはもうどうしても、静かに暮らせないではないか。
(要約) そこで主人公ひらめく。「まあいい、レコードを聴く場合にはラジオを消してもいいと言っているのだから、静かな曲ばかり聞いていればいいのだ」
(要約) 試供品で貰ったレコードを聴く。ダメ。はやり歌で頭が痛くなる。レコードに試供品をくれたメーカーのコマーシャルが入ってる。
(要約) こりゃだめだ、と主人公、レコード屋へと出向く。ポケットには五〇〇円札が一枚。
「クラシックの、静かな曲はあるかね? 何でも良いのだが」
「ございます。最近のお客様は、皆様そう仰います。えぇと。これでございますと、一番安くて一〇〇円です」
「一〇〇円か。それは安いな。かけてみてくれ」
「かしこまりました。
なるほど、聴いてみるとたしかにいい曲だが、これにもコマーシャルが入ってるには驚いた。
「どうしてレコード屋で売っているレコードにまでコマーシャルが入っているのだ?」
俺がびっくりして尋ねると、主人は答えた。
「スポンサーがついているからこそ安いのです。二百円のレコードなら三〇秒に一度、三百円のレコードなら一分に一度というふうに、高くなるに連れてコマーシャルの数も減ります」
「予算は五百円しかないのだが……」
「五百円ですと、コマーシャルは五分に一回入ります。でも、ラジオよりは全然マシです」
「そうだな、それを貰おう。ところで、コマーシャルの全然無いレコードはないのか?」
「ございます、十万円です」
そんな大金は払えない。
「で、それにはどんな曲が入ってるんだ」
残り三行はみなさん、是非お読みになって感銘を受けて下さい。
筒井康隆先生がどれだけ未来を見てたのか凄く感動すると思います。
投稿者 hiroto : 2007年03月02日 00:34
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コメント
やっぱり、
針生さんの文章はバカな僕にも解りやすくて好きです。
投稿者 yue : 2007年03月05日 15:47
▼yueさん
何を偉そうに語ってるのかとたしなめてやって下さいw
最近文章は、自分が言われてる気分で書いてます。
まぁくどい文章ですが……orz
投稿者 針生 : 2007年03月05日 23:16